変数は入れ物です。名前のついた入れ物で、なんでも入ります。取り出す
ときは入れ物の名前を指定してやると中身を見ることができます。変数には
好きな名前をつけることができます。
set myStr to "こんにちは。"--変数myStrに"こんにちは。"を入れる display dialog myStr--変数myStrをダイアログに表示
もちろん変数ですから数字も入れることができます。
set Y to 1--変数Yに1を入れる set X to 5--変数Xに5を入れる display dialog Y+X--変数Y+Xの結果をダイアログに表示
※--はコメントで、プログラムでは--以降の文字は無視されます。
変数の種類と変数の型変換
boolean--真偽値
integer--整数
real--実数
string--文字列
list--リスト
booleanにはtrue(真)かfalse(偽)が入ります。integerは整数です。小
数点を含む実数を整数に変換するときに使います。
set X to 1.5258--変数Xに1.5258を入れる set X to X as integer--変数Xを型変換する display dialog X--変数Xをダイアログに表示 =>2
変数1.5258を整数に型変換したため結果は2になりました。
set myNum to 1 set myStr to myNum as string
上の例は変数myNumを文字列に変換してmyStrに入れます。人間の見た
目には整数の1も文字列の"1"もあまり変わりませんが、AppleScriptからDTP
アプリケーションをコントロールするときなど良く使いわけます。
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