2013年、世界のベンチャーが集まるシリコンバレーに行ってみたいと思っていたのですが、どうせサンフランシスコに行くならAppleのWWDCに行きたいなと思い始めました。WWDCとはアップルが毎年開催している開発者向けイベントで、全国から優秀な開発者達が集まってきます。そこで毎年恒例のAppleの新製品の発表があります。
WWDCは毎年ニュースで楽しみにしているものの、自分が行こうだなんて想像もしていなかったところで、ただただ漠然とした憧れがあるだけでした。
でも一人で行っても英語もしゃべれないし現地で外国のデベロッパーの話について行けるとも思えんしチケット代も$1599(16万円)と高いし、もったいないかな、どうしようかなと悩んでいたのですが、Appleからのメールでチケット発売が4/25の10:00(現地時間)と知りました。
WWDCのチケットは去年は2時間で完売したそう。今年はどうなるのか?買えるのかな?2時間ならかえるかな?
じゃあ、もし買えたら行ってみようかと思い、会社にも、もしかしたら1週間休みいただくかもしれませんと許可をもらって、夜の2:00にパソコンの前でスタンバイ。アクセス集中等で遅くなる事も考えられるのでブラウザを2つ立ち上げ、iPhoneでもスタンバイ。2:00前後でブラウザをリロード。購入手続きに進めるようになっているので手続きへ、「Purchase」ボタン。これが購入か?16万円の買い物に一瞬ためらいつつクリック。グレーの画面が表示されてエラー。リロードが無限に繰り返されています的なメッセージが。
こんなことは想定内だったのでもうひとつのブラウザで手続きへ進む。iOS Dev Centerのログイン画面が表示されて一瞬ひるむもログインして「Purchase」ボタン。こんどはエラー無し。やった!と思いきやSoid Outのメッセージ。
なんだーーーー。ちくしょーーー。時間は2:01。1分で売り切れかよーーー。(実際は2分で完売だったそうですが)あれほどためらっていたのに行けないとわかると悔しいもので、チケット買えなかった人のtwitterとかを検索してコメントしたり、自分でもつぶやいたりしていました。確かに瞬殺の完売「どうやったら買えるんだよ」みたいなつぶやき多数。まぁでも残念だけどまた来年。来年はもっとよく調べて挑戦しようと、それはそれでなんだかホッとしました。
みょうに目がさえて眠れなくなり、翌日はなんとなく寝不足で出勤。昼休みに買えなかったよなどと話をしているとiPhoneに電話が。。。見慣れぬ番号の下には「CA, USA」の文字。「え?え?え?なんだこれ?もしかしてApple?」一週間前にiOSのアプリをアップした所だったので、それの悪い指摘かなと思いつつ英語だったらどうしようとビクビクしながら出ると流暢な日本語で「WWDCに興味をもっていただきありがとうございます。たけうちとおるさんですか?」との声。聞くとAppleはあなたの購入を認識していてエラーになった事もわかっているとの事、24時間以内に購入手続きに進めるメールをお送りしますので購入の意思があればお手続きくださいというような事を言われました。「ありがとうございます」と電話を切って。。。「うぉーーーーーーーー。なんだそれ???すごい!なんか買えるみたい!」調べてみるとAppleによる救済処置があるようで、ニュースにもtwitterにも上がっていました。
翌日Appleからメールが来て、購入手続き完了!という事で、来年になったらもう買えないかもしれないチケット。手にはいっちゃいました。ドキドキするけど行ってきます!パスポートや旅行の手配をしなくちゃ!