車検の相場について
ディーラーで車検、オートバックスで車検、ガソリンスタンドで車検、ユーザー車検など車検にはいろいろな方法がありますが、それぞれ相場も違います。ディーラーは価格が高いとか、ガソリンスタンドはちゃんと見てくれているのか不安とかいろいろな意見がありますが、ここでは相場について調べました。
車検の相場の調査結果
イエローハット、オートバックス、トヨタ、日産、ホンダで調べました。専門店でもディーラーでも各店舗によって価格は違うようなのであくまでもサンプルです。また重量税、自賠責、印紙など法定費用は含まず、点検費用と代行費用のみです。
車検代 | イエロー ハット | オート バックス | トヨタ | ニッサン | ホンダ |
---|---|---|---|---|---|
軽自動車 | 26460円 | 14040円 | 35100円 | 42525円 | 37,260円 |
小型車-1t | 26460円 | 14040円 | 38340円 | 43785円 | 37,260円 |
中型車-1.5t | 26460円 | 14040円 | 38340円 | 46740円 | 38,340円 |
大型車-2.0t | 26460円 | 14040円 | 41580円 | 49770円 | 39,420円 |
大型車-2.5t | 26460円 | 14040円 | 42660円 | 51765円 | 40,500円 |
小型貨物 | 26460円 | 14040円 |
全体的にディーラーの相場はやや高いですが、大きく高いというほどではありません。オートバックスがものすごく安いですが、ホームセンターでも同様の価格で見かけた事もあります。ガソリンスタンドは調査していませんが7000円から15000円程度だと思われます。
点検費用とはなんの価格なのか
ユーザー車検をやってみればわかるのですが、実は車検は通すだけなら簡単です。車の下を洗って泥を落とすことと、ライトがつくか、ブレーキランプはつくか、ワイパーは動くかなど基本的なところを見られてOKになります。
点検料金とは上記に加え、基本的なオイルのチェックやファンベルト、ブレーキなどのチェックと検査場に持って行ってくれる代行費用になります。
この点検類がけっこう面倒で、自分でするならチェックと洗車で1日。検査場に行くのに半日といったところです。正直3万円でやってくれるならありがたいかなと思います。
法定費用とは
車検には点検費用以外に法定費用がかかります。法定費用とは自賠責保険と重量税です。
自賠責保険
強制保険ともいわれる自賠責保険。こちらは軽自動車は2年分で25070円。普通自動車は25830円です(※平成29年4月1日以降)。これはときどき価格が変わります。
自賠責穂補償範囲は対人3000万円で対物の保険はありません。任意の自動車保険は自賠責保険の足りない部分を補います。
重量税
重量税も車検時に2年分まとめて払います。エコカーなら軽自動車は5,000円、小型車は1t以下10,000円、中型車は1.5t以下15,000円、大型車は2.0t以下20000円となります。エコカーでなければ軽自動車は6,600円、小型車は1t以下16,400円、中型車は1.5t以下24,600円、大型車は2.0t以下32,800円です。13年以上経過している車はもっと高くなります。
部品代
3年目時
最初の車検でさほど交換の必要はないと思いますが、オイル交換、オイルエレメント交換などはあると思います。バッテリーやタイヤも場合によっては勧められるかもしれませんが、まだまだ行けそうならもう少しこのまま乗るので次の点検まで保留する事もできるでしょう。そのあたりは交渉次第です。
5年目時
2回目の車検で、当然オイル交換、オイルエレメント交換などはあると思います。さらにバッテリーやタイヤも勧められるでしょう。自分で変えた方が安い場合もあるので、高いと思ったら断りましょう。実際バッテリーとタイヤを交換すると結構高額になります。
7年目以降
オイル交換、オイルエレメント交換は基本で、保留にしていたのならバッテリーやタイヤも言われると思います。ほかにもファンベルトの交換やブレーキフルードの交換、ブレーキのディスクやミッションオイル、クーラント(冷却液)などさまざまな交換が出てきます。
どこに車検に出すのがいいか
車検を通すだけならどこもなおさずに通すことは可能です。ただこのまま次の車検まで乗れるかというと危ない部品もあるので早めの交換を言ってくると思います。ディーラーの場合はさらに部品も純正品になるので高額になりがちです。
オートバックス・イエローハットなど
ディーラーに比べて価格が安い自動車パーツ店ですが、ちゃんと点検はしてくれると思います。部品交換も取扱商品のなかからの交換になりディーラーよりは安いです。
ガソリンスタンドや整備工場など
相場はかなり安いと思います。その分あまり細かい点検は期待できません。あたりはずれもあると思います。融通がきくというか以前ブレーキランプが割れてしまったのですが、純正品は高いので中古のパーツを探してくれたことがありました。
ディーラー
値段は高くなります。しかたありませんが点検項目がしっかりしているので安心です。あと、新車で買った場合はディーラーでの点検・車検をきっちり出していると下取り時に高くなります。それだけ信頼があるということですね。
タイプ別のおすすめ車検
新車に乗っている人
新車買った人はそのままディーラーに出しましょう。高いですが下取りがよくなります。また、次回も新車を買うのであればディーラーさんと仲良くなっておくのも悪くないでしょう。
自分で車の調子がわかる人
オイル交換やタイヤ交換の時期など自分で管理できる人で安く済ませたい人はなるべくお金をかけないで、整備工場やガソリンスタンドでもいいと思います。日々のメンテは自分のタイミングで自分でやってしまいましょう。
車に詳しくない人
車に詳しくない人はオイル交換を放置してエンジンを壊してしまったりという事があるので、高くてもディーラーに持って行くべくだと思いますが、お金がないならオートバックスやイエローハットに持って行きましょう。そこそこの整備・点検をしてもらえるとおもいます。ガソリンスタンドや整備工場は知識がないと言われるままになったり、逆に本当に必要なのに断ったりとろくなことはありません。
自動車維持費で車種検索できるようにしました。
自動車保険を試算(シミュレーション)
あなたの自動車保険はいくらぐらいになるのか、保険会社に登録することなく年齢・等級・走行距離などを入力して手軽にシミュレーションすることができます。
自動車保険苦情件数ランキング
自動車保険会社への苦情件数を契約料金で比率にしてランキングにしました。